沖縄の海の魅力
冬でも平均水温は約20℃!あったか沖縄はマリン天国
日本の最南端・最西端に位置する沖縄は、東西約1,000km、南北400kmに及ぶ広大な海域に大小160の島々で構成されている島国です。日本では、唯一の亜熱帯海洋性気候に属し、年間の平均気温は約23℃(全国平均は約15℃)、冬の平均水温は約20℃と、一年を通して温暖な気候に恵まれているので、ダイビングやシュノーケルなどのマリンスポーツを楽しむには、まさに最適のロケーションといえるでしょう。
穏やかで透明度バツグン!世界屈指の極上の海
本州の海は、陸地から豊富な栄養が供給されるため、プランクトンが多くなり、海水が濁るのに対し、沖縄近海の黒潮の海流ではプランクトンが少ないため、海水が澄んでいて海面から海底まで見渡せるほどです。さらに、サンゴによって浄化され、沖縄の海の透明度が維持されているというわけです。また、サンゴが波を抑えてくれているので、穏やかな海でダイビングやシュノーケルを楽しめるのも、沖縄ならではの魅力です。
>透明度について
約200種類ものサンゴに守られた海洋生態系のホットスポット
海に生息する生物の約4分の1は、サンゴ礁で暮らしています。サンゴ礁は、海洋生物たちの住み家としてだけでなく、産卵や子育てなどをする場所を提供し、海洋生態系のなかで重要や役割を担っていることから、“海のオアシス”とも呼ばれています。
世界には約800種類のサンゴが生息し、なかでも生物多様性が最も高い「海洋生態系のホットスポット」とされているのが太平洋とインド洋の境界水域です。沖縄周辺海域はその北限に位置し、約200種類ものサンゴが生息。世界的に見てもサンゴの多い海域といえるでしょう。また、沖縄のサンゴ礁は約1万年もの歴史があり、北半球において最古かつ最大規模のアオサンゴ、世界最大規模の造礁サンゴなどの生息も確認されています。
生命の神秘を感じる海の生き物たちに会いに行こう
サンゴ礁が発達している沖縄の海は、豊かな生態系を保ち、南西諸島固有の海の生物も多く見られます。サンゴ礁に囲まれた“イノー”と呼ばれる浅瀬は、海の生き物の宝庫。クマノミをはじめ、ツバメウオ、チョウチョウウオ、スズメダイ、オコゼ、ウミウシなど、ダイバーに人気の魚たちに出会うことができます。沖合の黒潮の海には、ジンベエザメやマンタをはじめとする多種多様な魚が泳いでいて、12月~3月頃になると、暖かい海で出産や子育てをするために、迫力満点のザトウクジラがやってきます。
また、沖縄にはアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種類のウミガメの産卵地があります。沖縄本島の中北部には、絶滅危惧種であるジュゴンも生息しています。
世界中のダイバーを魅了するダイビングポイントがいっぱい
地理・気候に恵まれ、サンゴ礁の海に囲まれた沖縄は、ダイビングポイントの数や規模も世界屈指。2014年3月に国立公園に指定された慶良間諸島をはじめ、水納島や瀬底島などの本島周辺の離島、本島中北部エリアなど、沖縄本島周辺には世界中のダイバーが憧れるポイントが数多く点在しています。なかでも、日本最大のビーチを有する西海岸リゾートの恩納村は、沖縄を代表するダイビングスポットとしても有名。色鮮やかなサンゴや魚たちが多く見られる砂地ポイントから、万座ドリームホール・顔面ホール・ホーシューといったダイナミックな地形ポイントまで、バラエティに富んだ地形が楽しめ、多種多様な生き物たちにも遭遇できることから、初心者からベテランダイバーにまで人気のエリアです。
青の洞窟の魅力
青の洞窟はどこにあるの?
ダイビングのメッカ・沖縄で、近年とりわけ注目を集めているのが、恩納村真栄田岬(まえだみさき)にある「クマガーガマ」、通称『沖縄 青の洞窟』。那覇市内から車で約1時間、沖縄美ら海水族館などがある本島北部・本部町から車で約1時間と、沖縄本島の中心に位置しています。石川ICからも近く、観光の途中に気軽に立ち寄れるロケーションも魅力です。
青の洞窟はなぜ青い?
『沖縄 青の洞窟』は、海水の浸食によってできた海食洞です。琉球石灰岩の地層が約30%を占める沖縄には数多くの洞窟がありますが、『沖縄 青の洞窟』のように海と陸の中間にできた洞窟は珍しいようです。この地形のほかにも、太陽・砂・透明度の高い海水など、さまざまな条件が重なり合って創りだされたのが、青の洞窟の神秘的な光景なのです。
では、なぜ洞窟内の水面は、なぜ青く輝いているのでしょうか。そのメカニズムを簡単に説明すると、洞窟にぽっかりと開いた小さな入口から、太陽の光が洞窟内部に差し込み、白砂で覆われた海底に反射し、海水の中を進んで波長の短い青い光のみが水面に到達します。陸上部分は暗いのに対して、水中が明るくなるため、水面がライトアップされたように青く輝くというわけです。言葉にできないほど美しい幻想的なブルーの世界は、沖縄の大自然からの贈りもの。神秘的な『沖縄 青の洞窟』でのダイビングやシュノーケルは、人生観が変わるとまでいわれています。
>青の洞窟の青さは時間帯によって変化する!!
青の洞窟の楽しみ方
青の洞窟は、シュノーケルとダイビングで楽しむことができます。
シュノーケルは、ウェットスーツとフィン(足ひれ)を着用して水面に浮かびながら、マスクとシュノーケルを使って、海中世界を気軽に覗き見ることができます。小さな子どもや泳ぎが苦手な人は、ライフジャケットや浮き具も借りられるので安心です。
>スノーケルの泳ぎ方
>私…僕…泳げないけどダイビング・スノーケルできますか?
>小さなお子様から参加できます
ダイビングは、ライセンス所有者はもちろん、ライセンスがなくても体験できます。初心者向けの体験ダイビングコースなら、事前に開催される講習で器材の使い方や呼吸の仕方などをしっかり理解してから本番へ。インストラクターにしっかりサポートしてもらいながら、海に潜ることができます。
>天気のよくない日は、、、ダイビングやスノーケルがオススメです!
>潜る前に知っておきたいダイビングを成功させるコツ
青の洞窟へのエントリー方法
青の洞窟へのエントリー方法は、ビーチエントリーやボートエントリーなどがあります。
ビーチエントリーの場合は、器材を背負い、階段や岩肌を歩いてアプローチします。ボートエントリーの場合は、ボートに乗り、所要時間10分ほどでアプローチできます。重い器材を背負って歩かなくていいので、体力に自信のない方におすすめです。
>SEPマリンクラブだからできる、青の洞窟へボート移動で楽チン
>自社ボートにて「完全貸切制」でご案内
青の洞窟で出会える生き物
青の洞窟内では、暗がりを好むリュウキュウハタンポの大群が見られます。ほかにも、アカマツカサ、ベニハゼ、エビやカニなどの甲殻類なども生息しています。青の洞窟入口付近では、カタクチイワシやキビナゴの群れに遭遇することもあります。
また、青の洞窟周辺に広がる青い海も、沖縄を代表するダイビングスポット。かわいいクマノミや大型のツバメウオをはじめ、たくさんの種類の熱帯魚たちに出会うことができます。
>「真栄田岬(青の洞窟ポイント)」で見られる魚